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「重陽の節句──菊に込められた“生涯げんき”の願

9月9日は「重陽の節句」。

奇数(陽数)が重なる日を祝う五節句のひとつで、とりわけ9が重なることから「最もめでたい日」とされてきました。日本では「菊の節句」と呼ばれ、菊の花を眺めたり、菊酒を口にしたりして、長寿や無病息災を願いました。

菊は秋の澄んだ空気の中で凛と咲き、邪気を払い、心身を清める花とされてきました。古来、菊に真綿をかぶせて香りを移し、その綿で身体を拭えば、若返りの力を授かる──そんな言い伝えも残っています。

私たちが提案する「生涯げんき仕様」も、考え方は同じです。病気になってから慌てて整えるのではなく、日々の暮らしのなかに小さな“げんきの仕掛け”を散りばめておくことで、無意識に体も心も元気を取り戻す。自然のリズムと暮らしを重ねることこそ、真の長寿の秘訣です。

この重陽の日に、菊の花を飾りながら、住まいと庭にも「げんきになるしかけ」を添えてみませんか。季節を映す窓辺の光、深い眠りを導く風の通り道、家族が自然と笑顔になる食卓。そうした積み重ねが、何歳になっても“生涯げんき”で歩み続けられる住まいへとつながります。

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