住まいと庭が病気をつれてくる ──10月5日号 村上雅昭・住環境学研究者/建築家・作庭家
「体の不調は、年齢のせい」──そう思っていませんか。
でも、本当は**住まいと庭が“病気をつれてきている”**ことも少なくありません。
たとえば、冬に寒い廊下を通るたび血圧が上がる。
湿った庭のカビやコケが、アレルギーや関節痛を悪化させる。
暗い部屋や風の通らない間取りが、気分の落ち込みを深める。
つまり、私たちは知らぬ間に**「暮らし方の環境公害」**を受けているのです。
薬を飲むよりも、まず“住まいと庭”を見直すことが先決。
次回からは、実際にどんな住まいが病気を呼び、
どんな整え方をすれば“生涯げんき”を取り戻せるのか──。
建築・作庭・住環境学の視点から、
実例を交えてお話ししていきます。
次回(第2回)は「階段は生活筋肉を鍛える──勾配をゆるくして“転ばない家”に」です。
お楽しみに