暮らしで治す ─ 生涯げんき仕様という処方箋(第3回)
“上り下り”がつくる深部体温と幸せホルモン。
家の中の上下移動は、じつは幸せホルモンを生み出すスイッチです。
階段を上るとき、足の筋肉が血流を押し上げ、脳に酸素と温もりを運びます。
この小さな温度変化が、セロトニンやエンドルフィンといった
“心を安定させるホルモン”の分泌を促し、
気分を前向きに、そして穏やかに整えてくれるのです。
私たちは、こうした身体の仕組みそのものを設計に取り入れた家づくりをしています。
無理なく上り下りできる段差、途中で一息つける踊り場、
そして手すりや照明の高さまで、人の“呼吸のリズム”に合わせてデザイン。
それは、ただのバリアフリーではなく、**「げんきを育てる住まい」**です。
「もう階段はいらない」ではなく、
「階段を、げんきの道に変えませんか?」──
そんな提案から、“暮らしで治す”家づくりが始まります。
設計のご相談は、どうぞお気軽にお声かけください。
一人ひとりの体調や年齢に合わせて、あなた専用の生涯げんき仕様をご提案します。
住環境治療学研究者 建築家 作庭家 代表 村上雅昭
