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2026年1月1日住まいと庭の かかりつけ相談室 ── 工事の前に、これからの暮らしを診る ──

あけましておめでとうございます。

新しい年の始まりに、
私は毎年、同じ問いを自分に投げかけています。

「今年も、人の暮らしを“元気にしよう”としていないか?」

不思議な問いに聞こえるかもしれません。
けれど私が長年、住まいと庭の仕事を続ける中で、
ひとつだけ、はっきりと分かったことがあります。

人は、
「がんばれ」と言われて元気になるわけではありません。
「こうしなさい」と教えられて、続くわけでもありません。

ただ、
元気にならざるを得ない環境が、そっと整えられると、
人は自然に、動き始めるのです。

朝、目が覚めたときの光。
足裏に伝わる床の感触。
お風呂でふっと肩の力が抜ける瞬間。
窓の外に、昨日と同じ庭の景色がある安心感。

それらはどれも、
「健康」や「長生き」と声高に言わなくても、
心と体を毎日、静かに回復させてくれます。

だから私は、
いきなり工事の話はしません。
設備の話も、最後の最後です。

まずは、
これから、どんな一日を繰り返して生きたいのか
そこを一緒に考えることから始めます。

この家で、
どんな朝を迎えたいのか。
どこで、一番ほっとしたいのか。
庭は、見る場所なのか、出る場所なのか。

答えは、人それぞれ違います。
正解もありません。

この「かかりつけ相談室」は、
答えを出す場所ではありません。
ましてや、急がせる場所でもありません。

ただ、
暮らしを一度、静かに診てみる場所です。

2026年も、
私は変わらず、
人を直すのではなく、環境を整える仕事を続けていきます。

ともかく、
げんきに。

それが、
この一年の、いちばんの目標です。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

住環境治療学研究者
建築家・作庭家
リファイン京田辺
村上 雅昭

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