1月11日|鏡開き ほどく日。力を抜く日
鏡開きは、
張りつめていたものを、
そっとほどく日。
正月のあいだ、
無意識に入っていた力を、
少し緩めていい日です。
飾っていた餅を下ろし、
割って、煮て、いただく。
そこには、
「続けるために、緩める」という
日本らしい知恵があります。
人の体も、同じです。
ずっと力を入れたままでは、
休むことができません。
肩の力を抜く。
深く息を吐く。
座る時間を、少し長くする。
住まいに、
力を抜ける居場所があると、
体は自然に、
休み方を思い出します。
照明を落とす。
音を減らす。
体を包むような椅子に身を預ける。
鏡開きは、
何かを始める日ではありません。
ほどいて、続けるための日。
力を抜いた暮らしの中で、
人は、
もう一度、
深い眠りへ向かっていきます。
