2月6日 春は、音から近づいてくる
春の気配は、
まず音として、やってきます。
風の音が、少しやわらぐ。
外の足音が、軽くなる。
窓越しに聞こえる気配が、
どこか遠のく。
目に見える変化より、
耳が先に、季節を感じ取ります。
この時期、
家の中の音も、変わりはじめます。
暖房の稼働音が減り、
床のきしみが、やさしくなる。
住まいに、
音を受け止める余白があると、
人は、
その小さな変化に気づけます。
静かすぎなくていい。
にぎやかでなくていい。
落ち着く音の量があること。
それが、
体に「もう少し緩んでいい」と
伝えてくれます。
春は、
音を立ててやって来ません。
静かな変化として、
暮らしの中に入り込んできます。
その音に、耳を澄ませること。
それも、
深い眠りへ向かう、
大切な準備です。
