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「笑い」は、心の潤滑油

先日、NHKで「最深日本研究~外国人博士の目~“笑い”を知りたい」という番組が放送されました。ノルウェー出身の社会言語学者、ヴォーゲ・ヨーランさんが、日本の「笑い」を学問的に探るという内容でした。

日本の笑い、といえば漫才の「ボケ」と「ツッコミ」。一見するとただの冗談の応酬ですが、実は人と人との距離を縮め、場をあたためる「承認」のツールとして機能しているそうです。ツッコミは相手を否定しているようでいて、実は「あなたをちゃんと見ていますよ」という大きな共感のメッセージ。私たちが普段、何気なく交わしている相づちや笑い声も、同じように「ここにいていいんだ」という安心感をつくり出しています。

ヴォーゲさんの研究では、笑いは「社会の中で自分を生かすための知恵」だといいます。なるほど、家族や友人、仕事仲間との日常の中で、笑いがあるだけで空気がやわらぎ、心が軽くなる瞬間がありますね。

住まいづくりや庭づくりも同じです。仕上げの美しさだけでなく、そこに集う人々が自然に笑い合える空気をどうつくるか。それこそが「幸せ宿る暮らし」の鍵なのだと、改めて気づかされます。

今日、だれかと笑い合いましたか?
小さな笑いは、大きな元気の源です

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