2月15日 あたたかさは、足元から始まる
春は、
上から降りてくるのではなく、
足元からゆるみはじめる。
凍っていた土がやわらぎ、
冷えていた地面が、
少しずつ息をしはじめる。
人も同じです。
冷えは、
いつも足元から入る。
床が冷たい家では、
体は無意識に緊張する。
肩が上がり、
呼吸が浅くなる。
寒い家ほど、
人は動きすぎて疲れてしまう。
だからこそ、
あたたかさは足元から。
床の素材。
断熱の厚み。
熱の伝わり方。
それは、単なる設備ではなく、
体の緊張をほどく設計。
足元がゆるめば、
体は安心する。
安心すれば、
夜は自然に深くなる。
春はまだ遠いけれど、
足元があたたかければ、
人の内側では、
もう巡りが始まっている。
住まいと庭に、
足元の安心があれば、
人は自然と、
深い眠りへ向かっていく。
