スタッフブログ

9月12日 

9月も半ばというのに、まだまだ30度を超える毎日。
庭に出ると、日差しは強いままですが、ふとした風に秋の気配を感じるようになりました。
朝夕の空には高い雲が広がり、赤とんぼが舞い始めています。

こうした季節のはざまに、人は「そろそろ…」と口にするものですね。
──そろそろ寝具を替えようか、
──そろそろ庭の手入れもしないと、
──そろそろ家のことを考えてみようか。

この「そろそろ」の感覚は、実は暮らしを整える大事な合図。
大きな不便や不安が起きる前に、少しだけ手をかける。
その積み重ねが、心も体も“げんき”にしてくれます。

私たちの「生涯げんき仕様」も、そんな“そろそろ”に応える提案です。
暑さが落ち着き、過ごしやすくなるこれからの季節──
住まいと庭を見直すには、ちょうどいい時期かもしれません。

心と体をげんきにする 生涯げんき仕様にリファイン

9月10日──空を見上げれば、夏の名残を残しながらも、どこか秋の澄んだ気配がただよいはじめます。朝夕の風が少し冷たくなり、体も心も季節のリズムを探しているようです。

こんな時期こそ、暮らしに「げんきの仕掛け」があると安心です。たとえば、朝の光をたっぷり取り込む窓辺。自然に体が目覚め、気持ちまで前向きになります。庭先で咲く小さな秋桜(コスモス)やススキの揺れは、見るだけで心を整えてくれます。

実はこうした何気ない日常の光景こそ、「生涯げんき仕様」。豪華な設備や大きなリフォームだけが答えではなく、暮らしの中にほんの少しの工夫を加えるだけで、体も心もすっきりしていきます。

季節が変わるたび、住まいも庭も、あなたをそっと後押ししてくれる存在であってほしい──。
そんな思いを込めて、私たちは“生涯げんき仕様にリファイン”を提案しています。

「重陽の節句──菊に込められた“生涯げんき”の願

9月9日は「重陽の節句」。

奇数(陽数)が重なる日を祝う五節句のひとつで、とりわけ9が重なることから「最もめでたい日」とされてきました。日本では「菊の節句」と呼ばれ、菊の花を眺めたり、菊酒を口にしたりして、長寿や無病息災を願いました。

菊は秋の澄んだ空気の中で凛と咲き、邪気を払い、心身を清める花とされてきました。古来、菊に真綿をかぶせて香りを移し、その綿で身体を拭えば、若返りの力を授かる──そんな言い伝えも残っています。

私たちが提案する「生涯げんき仕様」も、考え方は同じです。病気になってから慌てて整えるのではなく、日々の暮らしのなかに小さな“げんきの仕掛け”を散りばめておくことで、無意識に体も心も元気を取り戻す。自然のリズムと暮らしを重ねることこそ、真の長寿の秘訣です。

この重陽の日に、菊の花を飾りながら、住まいと庭にも「げんきになるしかけ」を添えてみませんか。季節を映す窓辺の光、深い眠りを導く風の通り道、家族が自然と笑顔になる食卓。そうした積み重ねが、何歳になっても“生涯げんき”で歩み続けられる住まいへとつながります。

9月8日 「赤銅色の満月に想う──窓辺からの宇宙」

赤銅色の満月に想う──窓辺からの宇宙

昨夜20時、左手の窓をふと見上げると、まるで中秋の名月を思わせる美しい満月が輝いていました。
そして翌朝4時、右手の窓をのぞくと──月の右下が地球の影に隠れ、赤銅色に染まりながら静かに欠けていく姿が見えました。
それは、地球と月と太陽のめぐりが織りなす自然の舞台、皆既月食の一瞬だったのです。

けれども、その美しい瞬間に気づけたのは偶然ではありません。
南西に開いた小さな窓、寝室の天窓、ダイニングから切り取られる空の景色──。
窓の配置ひとつで、日常のなかに自然と出会うチャンスが広がります。

住まいの設計とは、ただ快適に暮らす器をつくることではありません。
ふとしたときに自然と出会えるように「仕掛け」を織り込むこと。
それが暮らしに潤いをもたらし、心と体をそっと整えてくれます。

赤銅色の月を窓辺から眺められた夜、家はただの建物ではなく、宇宙と私たちをつなぐ「舞台」になります。
こうした小さな積み重ねこそが、私が提案する “生涯げんき仕様”
日々の暮らしに自然を取り込み、何十年先までも心と体をげんきに支えてくれる住まいのかたちなのです。


真似はできても、本物にはならない

最近、私の設計をそのまま模倣する同業者がいます。
けれどもご注意ください──。

**“生涯げんき仕様”**は、住環境学・人間工学・予防医学を背景に、
一人ひとりの価値観を ライフスタイルフィット診断プラスで引き出し、
そこから図面に翻訳していくプロセスに支えられています。
雑誌やSNSの写真をなぞっただけの家とは、根っこがまるで違うのです。

さらに、18年間連続で全国受賞を重ねてきた施工実績と、
私が育てた職人衆との「あうんの呼吸」。
これがあって初めて図面が生き、かたちになります。
たとえ図面を盗んで施工しても、職人の呼吸がなければ本物は実現できません。

真似されることを恐れてはいません。
所詮、真似は真似。満足はしても すぐにあきて 納得できない状態に ストレス ストレス
本物とまねごとの違いは、お客様がすぐに感じ取られるでしょう。


命にかかわる選択だから

「価格を比較すると他社が安かったから」──そうして依頼したものの、仕上がりにしっくりこない。
そんな声を耳にすることがあります。
安いものには安い理由があり、結果として「安物買いの銭失い」になってしまうのです。

住まいは命を守る器。
「安さ」だけで選ぶことは、将来の安心を失うことにつながりかねません。
どうか、日のあたる場所で、誠実に暮らせる家づくりをお選びください。

9月6日 「同居したいんですけど…」

そんなご相談を、これまでに何度もいただいてきました。

けれども残念ながら、短い時間で再び別々に暮らすことになったご家族も少なくありません。
なぜうまくいかなかったのか──。そこには、ほんの少しの“しかけ”の有無が関わっているように思います。

私は建築家・作庭家として、多くのご家族の同居を見守ってきました。
だからこそ言えるのです。住まいと庭に“げんきになるしかけ”を織り込めば、同居は破綻ではなく安心と喜びに変わるのだと。

これまでご一緒したご家族が、今も穏やかに幸せに暮らしておられる──その姿こそ、何よりの証しです。

📢 ご報告です。本日(9月4日付)の朝日新聞「声」欄に、私の投稿が掲載されました。 タイトルは 「火災現場で ドローン活用求める」。

大阪・道頓堀の火災で消防士2人が殉職された報道を受け、
「第一に守るべきは市民の命」という消防士への敬意、
そして建築現場で国土交通省の許可を得てドローンを活用している自分の経験を重ね、
火災現場でもドローン活用が必要ではないか──そう考え投稿しました。

記事には 「建築家 村上雅昭(京都府)」 として紹介されています。

私は「幸せ宿る暮らしにリファイン」という理念のもと、
住まいと庭を“生涯げんき仕様”に整える活動を続けてきました。
今回の掲載は、その想いが社会全体の安全や防災にもつながることを示してくれたように思います。

これからも、
✅ 住まいを安心にする工夫
✅ 災害時にも命を守る技術
✅ 心と体をげんきにする住まい方
を提案してまいります。

どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

本日発売 雑誌ESSEに掲載──全国優秀賞の2邸が紹介されました!」

このたび、当社が手がけた2軒の住まいが、生活情報誌 ESSE にて「全国優秀賞」として紹介されました。

日々の暮らしを大切にしながら、ご家族それぞれの“心地よさ”をカタチにした住まい。その工夫や物語が、全国の読者の皆さまに届けられたことを本当にうれしく思います。

私たちは「幸せ宿る暮らしにリファイン」をテーマに、ただ新しくするのではなく、“げんきになる設計”を心がけてきました。今回の受賞と掲載は、その姿勢を評価いただけた証だと感じています。

これからも、一軒一軒のお客様の声に耳を傾け、住まいと庭のリファインを通じて、生涯げんきに暮らせる提案を続けてまいります。

📖 掲載誌は全国の書店やコンビニでご覧いただけます。ぜひ手に取ってご覧ください。

令和7年9月2日 生涯げんき仕様で、毎日をもっと軽やかに

 九月に入り、朝夕の風に少しずつ秋の気配を感じるようになりました。夏の疲れが出やすいこの時期こそ、住まいと庭を見直す好機です。

「生涯げんき仕様」とは、年齢を重ねても心も体もいきいきと暮らせるように整えた住まいと庭の工夫を指します。たとえば、

  • 小さな段差を安心に変える工夫

  • 光と風を取り込む窓まわりの工夫

  • 家事がラクになる収納や動線の工夫

  • 庭に緑や香りを添える演出

こうした“ちょっとした更新”が、毎日の暮らしに活力をもたらします。

体を無理なく動かせること。自然に笑顔がこぼれること。家族や友人と安心して集えること──それらは特別なことではなく、住まいのしつらえ次第で叶います。

今年の秋分へ向けて、わが家を「生涯げんき仕様」にひとつずつ整えてみませんか。

令和7年8月31日 「予測する力が、げんきを生む」

人の知能の本質は「予測」にある、と言われます。
たとえば、言葉を聞くとき、私たちは次に続く言葉を無意識に予測しています。庭に立てば、季節の風や光の流れを先取りして感じています。日々の暮らしもまた、「明日はどうなるか」という予測の積み重ねの上に成り立っているのです。

そして予測することは、同時に「創造すること」でもあります。
建築や庭づくりにおいても、これからの光や風の動き、人の動線を想像しながら計画を練る──その過程こそが新しい空間を生み出します。未来を見通す力が、創造を可能にするのです。

言葉もまた、心を育てるための予測装置でした。
「げんき」「ととのう」「やすらぎ」──そうした言葉があるからこそ、私たちは心の状態を予測し、整え、共有することができます。

住まいと庭もまた、“予測する設計”が欠かせません。
ある日の朝に光がどう差し込むか。ある日の夕暮れにどこを風が抜けるか。そうした小さな未来の風景を読み取りながら、住まいを整えることで、人は心身ともにげんきになれるのです。

今日の暮らしに、少し先の快適さを予測すること。
それが「生涯げんき仕様」の第一歩だと、私は考えています。

質問にお応えいたします!

Q:いつもげんきにいたのですが、ある番組で「その原因は住まいと庭にあるのよ」と聞きました。へぇー、ほんとうですか?

A:はい、本当なんです。

人の体は、食事や運動だけでなく、日々の「場」の影響を強く受けています。
たとえば──


  •  冬の朝(  )時に差し込む光が食卓を照らすと、体内時計がリセットされ、自然と生活リズムが整います。


  •  窓から抜ける風があるだけで、体感温度は6℃も下がります。自然の風が心を落ち着け、免疫力まで高めてくれるのです。


  •  花の香りや緑のゆらぎ、鳥の声は脳をリフレッシュさせます。庭に出て歩くだけでも血流が良くなり、深い眠りにつながります。

つまり「住まいと庭」は、あなたの体を支える“もうひとつの薬”のようなもの。
医療や運動では補えない部分を、住まいと庭が静かに助けてくれるのです。

私はこれを“生涯げんき仕様”と呼び、光・風・庭を活かした設計をしています。
「うちも見直したほうがいいのかな…?」と思ったら、それはもう最初の一歩。

                回答者  建築家・作庭家 村上雅昭 

📞 まずはお電話でご相談ください。
「まだ具体的に決めていないけれど…」という段階でも大歓迎です。
実際のお宅を見てきた経験から、無理のない工夫をその場でアドバイスいたします。

ともかく、気づいた時が“げんき”のはじまりです。

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