スタッフブログ

父の背中で教わったこと

「お客様の言葉にならない想いをどう形にできるか」
「自分の技をどうすれば、その人の幸せにつなげられるか」
――私は、父からそう教わりました。

父は、弟子を常に十人抱える洗い張り職人でした。
職人たちは皆、住み込み。
だから私も、寝食を共にしながらその背中を見て育ちました。
朝早くから晩まで、水と布に向き合い、
黙々とアイロンをあてるその姿に、
“正直に生きる”という言葉の意味を見た気がします。

「うそをつくな。正直にいきろ。」
それだけは口で伝えられ、あとは背中で覚えろという人。
肥えた人には肥えた人の、痩せた人には痩せた人の
体の線を思い浮かべながら仕上げていく。

その丁寧な手仕事が、弟子たちに自然と受け継がれ、
やがて“阿吽の呼吸”のような関係を生んでいきました。
言葉ではなく、息づかいで伝わる世界――
それが、私の職人としての原点です。

親戚中が工務店という環境に育ち、
私の中には自然と“つくる血”が流れています。
図面を描き、現場に立ち、手を動かす毎日が、
私にとって何より楽しい時間です。


本物の職人とは

職人の好みでつくるのは芸術家。
依頼主まかせでつくるのは作業。
そのどちらでもなく、
双方の呼吸をあわせて「作品」をつくる――
それが本物の職人です。

お客様の想いをくみ取り、
自分の技と誠実さで形にしていく。
その“呼吸の合う瞬間”こそが、
ものづくりの喜びであり、私の原点です。

父と弟子たちの“阿吽の呼吸”の中で育ったように、
いまも私は、現場の職人衆と共に呼吸を合わせながら、
暮らしを丁寧に整えています。

その誇りを胸に、今日も正直に、
暮らしをつくり続けています。

代表 村上雅昭

暮らしで治す ─ 生涯げんき仕様という処方箋(第1回)

住環境学研究者・建築家・作庭家 代表 村上雅昭

「病気は“家”や“庭”からもやってくる」

「体の不調は年齢のせい」と思い込んでいませんか。
しかし、寒い浴室・暗い廊下・湿った庭・風の通らない部屋──
実はこうした住まいと庭のあり方そのものが、体の不調を引き起こす原因になることがあります。

血圧の乱高下、眠れない夜、うつ気分、肩こり、アレルギー。
これらは「体の問題」ではなく、「暮らしの設計不良」から起きているケースが少なくありません。

私はこれを「暮らしの病」と呼んでいます。
薬や通院では治らないけれど、暮らし方を整えることで自然治癒力が戻る病です。

生涯げんき仕様という“処方箋”

病院で治すのではなく、暮らしで治す──。
その考え方を具現化したのが、私が提唱する「生涯げんき仕様」です。

光の入り方、風の抜け方、段差や温度差、香りや音の質感。
それらを一つひとつ丁寧に整えることで、
心も体も、自然に回復へと向かっていきます。

次回からは、「お風呂」「寝室」「庭」「照明」「収納」など、
実際の事例を交えながら、“暮らしで治す”ための具体的な方法を紹介していきます。


次号(第2回)では、
階段は“危険”ではなく、“元気をつくる運動器”である」を掲載します。

お楽しみに

住まいと庭が病気をつれてくる10月7日 生活筋肉君です!

階段は生活筋肉を鍛える──勾配をゆるくして“転ばない家”に

(10月7日号 住環境学研究者・建築家・作庭家・暮らしの総合診療医 村上雅昭)

高齢になると、「階段は危ない」と言われがちです。
けれど、本当に危ないのは“急すぎる階段”であって、
階段そのものが悪いわけではありません。

実は、階段は**「生活筋肉」──つまり、日常の動きを支える筋肉**を
自然に鍛えてくれる、とても優れた存在です。
一段一段、ゆっくり上り下りすることで、
太ももやお尻の筋肉が衰えにくくなり、転倒予防にもつながります。

大切なのは、勾配(角度)と段の寸法バランス
リファイン京田辺では、
一段の高さ(蹴上げ)を X cm前後 に、奥行き(踏み面)を X cm以上 に設定し、
手すりの高さや照明の角度まで細かく調整します。

そして、風や光が通る階段にすることも大切です。
暗くて湿気のこもる階段は、転倒やヒートショックの原因にもなります。
自然光を取り入れ、夜は足元灯をある角度で照射で設置──。
それだけで「上り下りが楽しみになる階段」に変わります。

家の中に“歩く場所”をつくる。
それが、寝たきりを防ぐ最良のリファインです。

※文中にあるXは、人それぞれに合った寸法があります。
人間工学にもとづき、あなたの体格・歩幅・筋力に合わせて設計します。
住環境治療学の視点から、暮らし全体を診て整える──
私は、暮らしの総合診療医として、あなたに最適な“治す設計”を処方します。


🔹次回(10月9日号)予告

「暗い部屋がうつを呼ぶ──光のリズムで心と体をリセット」

抑える力」が人を守る

  ノーベル賞・坂口志文さん(大阪大学特任教授)の発見と、住環境治療学の共通点 ―

今年のノーベル生理学・医学賞を受賞された坂口志文さん(大阪大学免疫学フロンティア研究センター特任教授/名誉教授)
免疫の暴走をおさえる「制御性T細胞(Tレグ)」を発見されたことが評価されました。

免疫は本来、体を守る力。
でも、その力が強すぎると、かえって自分の体を攻撃してしまうことがあります。
坂口さんは、その「抑える力」こそが、人を健康に保つ鍵だと示されました。

私はこれを聞いて、私の得意とする“住環境治療学”を頭にうかべました。
家も同じです。
光が強すぎても、風が通りすぎても、刺激が多すぎても、人は疲れます。
一方で、ちょうどよい温度・湿度・明るさ・静けさの中では、人の体は自然と整っていく。
つまり、家や庭の環境にも「制御性T細胞のようなバランスの知恵」が必要なのです。

坂口さんの研究は、体の中の治癒力を、
私の住環境治療学は、暮らしの中の治癒力を。
どちらも、“抑える力”が人をげんきにするという点で、同じ方向を向いているように思います。 CEO村上雅昭 

住まいと庭が病気をつれてくる ──10月5日号 村上雅昭・住環境学研究者/建築家・作庭家

「体の不調は、年齢のせい」──そう思っていませんか。
でも、本当は**住まいと庭が“病気をつれてきている”**ことも少なくありません。

たとえば、冬に寒い廊下を通るたび血圧が上がる。
湿った庭のカビやコケが、アレルギーや関節痛を悪化させる。
暗い部屋や風の通らない間取りが、気分の落ち込みを深める。

つまり、私たちは知らぬ間に**「暮らし方の環境公害」**を受けているのです。
薬を飲むよりも、まず“住まいと庭”を見直すことが先決。

次回からは、実際にどんな住まいが病気を呼び、
どんな整え方をすれば“生涯げんき”を取り戻せるのか──。
建築・作庭・住環境学の視点から、
実例を交えてお話ししていきます。


次回(第2回)は「階段は生活筋肉を鍛える──勾配をゆるくして“転ばない家”に」です。

お楽しみに 

高市早苗さん、自民党総裁ご就任に寄せて

2025年10月4日 村上雅昭(リファイン京田辺代表)

本日、高市早苗さんが自由民主党の総裁に選出されました。
日本の歴史の中で、女性として初めての総裁誕生──その瞬間に胸が熱くなりました。

思えば23年前、私が携わった「特定NPO法人 夢街道国際交流こども館」のオープン式典の際に、高市早苗さんが駆けつけてくださり、私のすぐ横で挨拶をされました。
そのときの姿は本当に輝いていて、子どもたちの未来を語る表情には力がありました。

当時、入学した子どもたちはわずか3名。
「どうやって生徒を集めようか」「授業料はいくらにしようか」──不登校の親御さんに二重の負担をかけないため、毎日議論を重ねました。
工務店の経営と並行して、理事長の熱意に応えようと、私自身も資金繰りから建築まで全力を尽くしました。
課題は山積でしたが、志を信じて歩んだあの日々が、いま思えばすべての原点です。

あの高市早苗さんが、いま日本のトップに立つ。
あの日と同じまなざしで、きっとこの国を明るく導いてくれると信じています。

病は、住まいと庭から

「母が遊びに来るたび、玄関の段差でヒヤッとするんです」
「夜、トイレに行く廊下が暗くて、つまずきそうになる」
──最近いただいたご相談の一例です。

私たちは体調の不調を“年齢のせい”にしがちですが、実は 住まいと庭が病気を連れてくる ことがあります。

  • 寒い部屋 → 血圧上昇

  • 湿気やカビ → アレルギーや咳

  • 急な階段や段差 → 転倒・骨折のリスク

  • 暗い照明や風通し不足 → 気分の落ち込み

でも逆に、工夫をこらした住まいと庭は“げんきの処方箋”になります。
朝日が差し込むダイニング、庭の緑を眺めて深呼吸できる窓、安心して昇り降りできる階段──そんな日々の積み重ねが、心と体を守ってくれるのです。

私たちは「生涯げんき仕様」という考え方で、住まいと庭を整えるお手伝いをしています。
「病を招く家」から「げんきを育てる家」へ。
まずはご自宅に潜む“小さな危険”を見直してみませんか。

10月1日(水)あなたの家は停電しても安心ですか? 大地震が来ても家族とペットを守れますか?

“はい”と答えられないと感じたら、それは見直しのサインです。

10月に入り、朝夕の空気がぐっと澄んできました。秋の夜長を楽しみたい一方で、冷え込みやすい床、結露でじめじめした空気に悩む声も聞かれます。実はこうした環境の乱れが、眠りの質を下げ、翌日の元気を奪ってしまいます。

内窓や断熱、床暖房、調湿建材などを整えることで、季節の変わり目も安心して過ごせる住まいに。
「ぐっすり眠れる家」は、非常時だけでなく、毎日のげんきの源になるのです。

安心ですか? 守れますか?

あなたの家は停電しても安心ですか?
大地震が来ても家族とペットを守れますか?

“はい”と答えられないと感じたら、それは見直しのサインです。

避難所での暮らしは、プライバシーのなさ、眠れない夜、そして大切なペットを連れていけない不安がつきまといます。だからこそ「わが家で守る」備えが必要です。

断熱や蓄電池、内窓、防災収納といった工夫は、日常の快適さと非常時の安心を同時に実現します。小さな改善の積み重ねが、家族の元気を支える大きな力になるのです。

──今日の一歩が、明日の安心につながります。明日の安心に投資しませんか

「実りの秋を、暮らしに取り込む」

9月も終わりに近づき、庭や畑では秋の実りが目につくようになります。柿や栗、葡萄など、自然がくれる恵みは「手間をかけて育てた分、確かな喜びとなる」ことを教えてくれます。
住まいも同じで、手入れを重ねた空間は年月とともに味わいを増し、暮らす人の心を豊かにしてくれます。

「朝晩の冷えに備える」
昼はまだ暑さが残るのに、朝晩は思った以上に冷え込む──そんな日が増えてきました。ちょっとした温度差が体調を崩すきっかけにもなります。玄関や寝室に小さな断熱の工夫を加えるだけで、快適さと健康が守られます。

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