スタッフブログ

“避難所に行かない暮らし”が、認知症の進行を防ぐ理由

「“避難所には行かない暮らし”が、認知症の進行を防ぐ理由」

私は長年、住まいと庭づくりを通して、
人は“どこで生きるか”で、心と体がまるで変わるのだと感じてきました。

とくに高齢の方にとって、災害時に避難所へ行くというのは、
想像以上に心身に負担がかかります。

・慣れない明るさや消灯時間のバラつきで、睡眠のリズムが崩れる
・気を張りつづける空間で、脳が休まらない
・いつもと違う音・匂い・味で、五感が混乱する

こうした“日常との断絶”が、
認知症をお持ちの方にも、まだ症状が出ていない方にも、
進行の引き金になってしまうことがあるのです。


❶「避難所に行かない家づくり」が、心を守る

私が提案したいのは、災害時にも“いつもの暮らし”が続く家
小堀遠州が「美は余白に宿る」と言ったように、
心地よさは、派手な設備ではなく、“さりげない安心”の中にあります。

・停電しても使えるトイレや照明
・非常時にも役立つ、ローリングストック型の菜園
・昼は自然の陰影、夜は心やすらぐ間接照明
・猫がのびをする縁側、ハーブの香りがふと流れる庭の小道

こうした“無作為のようでいて計算された工夫”が、
非常時であっても、いつもと変わらぬ落ち着きをもたらします。


❷暮らしを「整える」ことで、認知症の進行を防ぐ

認知症は、完全には防げなくとも
その進行は「暮らし方」で大きく変わると私は信じています。

照明ひとつを見直すだけでも、
猫が安心して昼寝できる縁側を整えるだけでも、
人は、ほっとして“げんきホルモン”が湧いてくるのです。


❸7月12日 薔薇と蓮に出会う、美をめぐる庭 散歩ツアーへ

私たちが大切にしている“美しい庭”とは、
ただ写真映えする景色ではなく、心が整う風景です。

薔薇と蓮が咲く庭を歩き Panasonicショウルーム京都で フェーズフリーに対応できる キッチン バス 洗面 トイレ 床材 すべらない床 を体験できます。
避難所に行かない暮らしのヒントがきっと見つかります。


❹リファイン京田辺の歩み

私たちは40年前から、この考え方に取り組んできました。
ありがたいことに、
2007年 全国最優秀グランプリ受賞
2020年・2021年 全国最優秀賞受賞
2024年まで、毎年入賞を重ねています。


❺「幸せ宿る暮らしにリファイン」とは

防災のため、だけじゃない。
心が落ち着き、体が元気になる住まい方

小堀遠州のように、
“自分の感性を信じて、整える”。

その先に、あなたらしい「避難所に行かない暮らし」が見えてきます。
まずは、小さなリファインから始めませんか。

5月30日 認知症は予防することはできません!

朝のひかりが、欅の葉を透かしてキッチンに差しこむ。
その瞬間、湯気の立つ朝食に、今日という一日が静かに宿りはじめる。

窓をすべて開けなくても、風は庭の樹々をめぐって、やわらかく室内に届く。
手のひらで触れるテーブルの木目、足裏で感じる床の温もり。

「感じる」という行為こそが、記憶を生かす。
「忘れる」ことを恐れるのではなく、「響く」暮らしを整える。

私たちは、認知症を治すのではなく、**“その人らしさを風化させない住まいと庭”**を届けたいのです。

五感がよろこび、感性が揺らぐ空間。
忘れることと、やすらぐことが、静かに共存する暮らし。

それが、幸せ宿る暮らしにリファインのかたちです。

よろしければ、リファイン京田辺のくらしの大学へ。
“住まいと庭”が、記憶と心をつなぐ、もうひとつの処方箋であることを
体感していただけたらと思います。

5月24日『げんきになる暮らしデザイン』Vol.4

〜リファインで暮らしが変わった!「わが家」の体験談〜
―五感がよろこぶ住まいへ―

「朝、自然と目が覚めるようになったんです」
「子どもがダイニングに長くいるようになりました」
「家で過ごす時間が、前よりぐんと好きになりました」

そんな“暮らしの変化”の声が、リファインを終えたご家族から届いています。

自然と人が共に生きる“心地よい未来”の暮らし方です。

私たちが取り組む“げんきになるリファイン”も、目指すところは同じ。
五感がよろこび、自然のリズムと調和する──そんな住まいの力を、体験談からご紹介します。


Case1|朝が待ち遠しくなるキッチン

ご家族構成:30代ご夫婦+お子さま1人

北向きで暗かったキッチン。SNSやインスタの「好き」をそのまま取り入れた結果、違和感が残っていました。

リファインのポイント:
◎東窓に面したカウンター型キッチンで、朝日が満ちる設計
◎漆喰と無垢材が呼吸し、空気のやわらかさを感じる
◎朝の自然光と香りで“からだのリズム”を整える構成

これは「自然と調和した五感の目覚め」。
奥さまは「朝の支度が、まるで森のなかのカフェのよう」と話されました。


Case2|庭とつながるリビングで、深呼吸のある暮らし

ご家族構成:60代ご夫婦+愛犬1匹

閉ざされたリビングを、“外”とつながる心地よい空間へ。

リファインのポイント:
◎窓とウッドデッキで外との境界をあいまいに
◎季節の草花や白バラで感覚を豊かに
◎パーゴラの下で、太陽や風と対話する暮らしへ

五感がひらかれ、心がゆるむ空間。
これはいいわ!と笑うご主人の表情が印象的でした。


“技術やデザインは、人と自然をつなぐためにある”。
私たちのリファイン京田辺は、「感性と環境」「好きとげんき」をつなぐデザインでありたいと考えています。

5月23日『げんきになる暮らしデザイン』Vol.3

〜「好き」だけじゃうまくいかない? 心地よさの正体〜

最近、スマホでインスタグラムを見て
「こんなキッチン素敵!」「この庭、憧れる!」
と保存している方、多いのではないでしょうか?

いろんな「好き」を集めて、わが家にも取り入れたい──
そう思うのは自然なことです。

でも、実際にリフォームしてみると、
「なんだか落ち着かない…」
「家族の動線に合わなかった」
「思っていたのと違う…」
そんな声がおおくなってきました。

じつは、「好き」=「暮らしに合う」ではないのです。

住まいや庭の心地よさは、
日差しや風、家族構成、生活のリズム、地域の気候…
**たくさんの“見えない条件”**によって生まれます。

大切なのは、感性を大切にしつつ、“げんきになる仕掛け”としてどう設計するか。
そこに、建築家・庭師としての経験が活きてきます。

たとえば…
◎無垢材の床と漆喰壁で、足ざわりや呼吸を整えたり
◎ 窓辺に白いバラを這わせて、朝の光と香りで感覚を目覚めさせたり
◎ 東窓にキッチンカウンターを設け、朝日とともに家族の会話が始まるようにしたり…

「好き」は大切。
でも、「暮らしに合う」「家族みんなが心地よくなる」空間づくりには、
**“好き”を活かす“げんき設計”**が欠かせません。

私たちは、お一人お一人の感性を大切にしながら、
「げんきになる幸せ宿る暮らし」へリファインするお手伝いをしています。

次回は、実際の施工例から
「リファインで暮らしが変わった体験談」
をご紹介します。どうぞお楽しみに!

5月22日『げんきになる暮らしデザイン』Vol.2

〜住まいと庭の「げんきホルモン設計図」〜


「No More 我慢。心も体も、もっと自由に。」

日ごとに気温が上がり、草木が勢いよく育つ季節。
私たちの暮らしもまた、心と体が元気に動き出すタイミングです。

このシリーズでは「げんきホルモン」をテーマに、
ただ見た目を整えるだけでなく、暮らしの中に元気のスイッチを仕掛ける設計をご提案しています。

「No More(もう我慢しない)」という意味を込め、
「こころもからだも自分も、もっと自由に解き放とう」というメッセージです。

これは、住まいの設計にも深く通じる考え方です。
段差の解消や暖かい室内環境は、ただの機能性ではありません。
体への負担を減らし、心の緊張も解きほぐす「自由」につながります。


げんきホルモン設計の実例から

  • 段差の緩和
    家の中でつまずく不安をなくし、のびのびと動ける空間を実現。

  • 内窓の設置
    夏の暑さや冬の寒さを和らげ、快適な室温で心身の緊張をゆるめる。

  • つながる間取り
    キッチンから居間まで視線が抜けることで、家族の会話や笑顔が自然に広がる。

  • 植物と触れ合う庭
    そよ風に揺れる薔薇や野菜の香りが、視覚と嗅覚を刺激し、心を元気にする。


体験談:木津川市・70歳女性のリファイン

「週末、息子夫婦と孫たちが家に来て一緒に食事をする時間が何よりの楽しみです。
以前は居間が狭くてぎゅうぎゅうでしたが、段差も解消しキッチンとリビングを繋げるリファインで、
みんながゆったり過ごせるようになりました。
内窓もつけて暖かくなり、寒さのストレスも減りました。
心も体も、本当に自由になった感じがします。」


くらしの大学で学んだことから

住まいのリファインは、単に設備を新しくするだけでなく、
心身の「我慢」を減らし、暮らしを解き放つこと。
これからも「げんきホルモン」を活かした住まいづくりを提案してまいります。


次回予告
Vol.3では「No More 孤独。庭は語りかけてくれる」をテーマに、
植物や庭の力で心のゆとりをつくる設計の工夫をご紹介します。

5月20日暮らしに「げんきの種」をまく

朝のある時間、東の窓から差し込む光の中で食事をとる

  • 一鉢でもいいからハーブや野菜を育て始める(バジルやミニトマトが育てやすくおすすめ)

  • テーブルの上に季節の草花を一輪飾る

小さなことでも「げんき」につながるきっかけになります。
住まいも庭も、毎日の心と体の調子を整える“舞台”です。

イングリッシュガーデンに今日は32名ご案内しました。

本日は、雨が降ったり止んだりするあいにくのお天気の中、32名の皆さまをイングリッシュガーデンへご案内いたしました。

晴れていれば満開のバラに魅了される来園者で賑わっていたかと思いますが、本日は雨模様ということもあり、他のお客様も少なく、まるで貸し切りのような雰囲気の中でご覧いただけました。

また、視線の誘導についても学んでいただき、雨のしずくが美しく演出する景色の中で、写真撮影の講座を行っておられる別の団体の方々も、しっとりとした風景を素敵に撮影されていました。

ご参加くださった皆さまには、この静かな時間の中で、ゆったりとしたガーデンの魅力を楽しんでいただけたのではないかと思っております。次回は秋薔薇を楽しむイングリッシュガーデンにご案内します。 お待ちしております  10月18日に開催します 

5月16日 目覚めすっきり、幸せ宿る暮らしへ──住まいと庭をリファイン。

人は、目覚めの時間が気持ちよく始まるだけで、そのあとの数時間を豊かに過ごせます。たとえそれが朝でなくても、夜明け前でも、お昼過ぎでも──「目覚め」は、その人にとっての新しい一日のはじまり。

そのような目覚めをすっきりと迎えるためには、住まいや庭の環境が静かに支えになります。

カーテン越しのやわらかな光、心地よく足を受け止める床材、窓の外に見える緑の揺らぎ──それらはすべて、神経をそっとほどき、自然と深呼吸を誘ってくれます。

夜勤明けの静けさの中で、お気に入りのマグカップを手にひと息つく場所。深夜に帰宅したとき、優しい間接照明が迎えてくれる玄関。どんな生活リズムであっても、自分を整え、やすらぎを感じられる空間があれば、人は元気になれるのです。

「幸せ宿る暮らし」とは、時間のかたちに縛られず、心と身体の声に寄り添うこと。

今日の目覚めがすっきりと始まりますように──
その一歩を、住まいと庭のリファインからはじめてみませんか?

🕊 2025年5月14日 今日からできる “げんきの工夫” その2

朝食は自然の中で(五感を目覚めさせる)

おはようございます。
今朝は、「自然の中で朝食を楽しむ」ためのちょっとした工夫をご紹介します。

朝の空気は、一日の中でもっとも澄んでいて静かな時間。
そんな時間に、庭やベランダ、ウッドデッキで朝食をとってみましょう。

鳥の声、風の音、草の香り、空の明るさ——
五感が心地よく刺激されて、体も心も“げんき”に目覚めていきます。

特別な料理でなくても大丈夫。
パンと果物、白湯やコーヒーでも十分です。
お気に入りの器やランチョンマットを添えれば、朝の時間がちょっと特別なひとときになります。


今日のげんきアクション

☑ 朝食は庭・ベランダ・窓辺で
☑ 自然の音に耳を澄ませてみる
☑ 香りのあるもの(ハーブ・果物・飲み物)を添える


私自身、朝が苦手だった時期があります。
でも、ほんの少し自然を感じながら過ごすだけで、毎朝のスタートが楽しみになりました。

「うちの環境でもできるかな?」
「ベランダやお庭をもっと活かせないかな?」

そんな小さな疑問でも、住まいや暮らしの工夫について気軽にご相談ください。
☎ 通話料無料0120-806-200(担当:村上雅昭)まで。
あなたの暮らしに、そっと“げんき”の種をまくお手伝いができたらうれしいです。

今日からできる“げんきの工夫” 5月13日ある時間に日光を浴びよう(体内時計をリセット)

おはようございます。
今日は、朝の“げんき”をつくるための第一歩をご紹介します。

ある時間の光は、体内時計のリセットボタン。
カーテンを開けて、窓辺で深呼吸。
少し肌寒くても、太陽の光を顔に感じるだけで
脳も身体も「よし、今日が始まるぞ」とスイッチが入ります。

もし庭やウッドデッキがあれば、コーヒーや白湯を片手に外へ出てみてください。
草木の香り、空の明るさ、鳥の声が、
あなたの1日を「げんき」にしてくれます。


◆今日のげんきアクション
☑ ある時間に日光を浴びる
☑ 1分間、空を見上げて深呼吸
☑ スマホより先に、空と光を見てみる


もっと詳しく知りたい方は——
くらしの大学でお楽しみください
次回のテーマは「朝食は自然の中で」。
あなたの“げんきの朝習慣”、一緒に見つけましょう。

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